名田庄トレイルラン、207人疾走 福井県おおい町
福井県おおい町名田庄地域と京都府南丹市の県境を尾根伝いに走る「ナタショウトレイルランニングレース2024」(福井新聞社後援)が9月8日、開かれた。県内外のトレイルラン愛好家ら207人が参加し、緑に囲まれた山道をさっそうと駆け抜けた。 町が2021年度から整備を進めるロングトレイルルート「名田庄トレイル」(約100キロ)の一部を活用したコースを走る。昨年初めて開かれ、今年で2回目。道の駅「名田庄」周辺を出発し、頭巾山(とうきんざん)(871メートル)や堀越峠(510メートル)、八ケ峰(800メートル)、五波峠(585メートル)を通り八ケ峰家族旅行村に向かう高低差約600メートル、全長32キロのコースを設定した。 参加者は午前7時に一斉にスタート。新鮮な空気を満喫しながら、急勾配な坂道や曲がりくねった道を、おのおののペースで走っていた。最速のタイムは4時間6分4秒だった。 ゴール地点では地元でとれた梅のジュースやきのこのカレーなどが無料で振る舞われ、完走者が疲れを癒やした。昨年に続いて参加した兵庫県宝塚市からの参加者は「若狭湾が見えるなど景色が好きで今年も参加すると決めていた。完走できて最高です」と話した。