自民・渡辺猛之参院議員が出馬取りやめ表明 来年1月の岐阜県知事選挙
来年1月に行われる県知事選への立候補表明から一転、出馬について慎重な姿勢を示していた自民党の渡辺猛之参院議員は9日、正式に知事選への立候補を取りやめると表明しました。 渡辺議員は9日午前、美濃加茂市内で取材に応じました。 自民党・渡辺猛之 参院議員 「先の衆院選の結果を受けまして、大変、我が党にとっては厳しい審判が下されました。今、県内で与党ただ一人の参院議員として私がどうすべきかというのを衆院選の投票日からいろいろな方に相談しながら考えさせていただきました。その結果、来年1月に施行される県知事選には立候補しないという決断をいたしました」 10月27日に投開票が行われた衆院選では、自民党への逆風で県内5つの小選挙区のうち、渡辺議員の地盤でもある4区で野党候補が勝利し、地元の党関係者などからは国政にとどまるよう求める声があがっていました。 県知事選をめぐっては、現職の古田肇知事が不出馬を表明し、これまでに元内閣府大臣官房審議官の江崎禎英氏が出馬の意向を固めています。
渡辺議員の出馬取りやめを受け、江崎氏は「これからさらに気を引き締めて、より多くの県民の皆さまの声をお聞きしながら、ともに未来を考える活動へまい進してまいりたい」とのコメントを発表しました。 任期満了に伴う県知事選は来年1月9日告示、26日投開票の日程で行われます。