<世陸速報>200mサニブラウン14年ぶりのメダル獲得ならず「悔しい」
ロンドン世界陸上の男子200m決勝が10日(日本時間11日)、現地で行われ、14年ぶりに決勝へ進んだサニブラウン・ハキーム(18、東京陸協)は20秒63(向かい風0.1m)で8人中7位に終わり、末続慎吾以来となるメダル獲得はならなかった。 優勝は20秒09でグリエフ(トルコ)、2位には、400mとの2冠を狙った20秒11のバンニーキルク(南アフリカ)、3位にはリチャーズ(トリニダードトバコ)が入った。 第8レーンからレースに挑んだサニブラウンは、大外から飛ばす全米1位のウエブ(米国)に序盤は食らいついたが、後半の100mで19秒台のタイムを持つメダル獲得組がギアを入れると遅れ、最後は最下位を逃れるのが精一杯の走りとなった。 レース後、サニブラウンは、「ちょっと気にしていたハム(太もも裏)が最後の100できちゃって、あまり押せなかったのが悔しい、あそこからもう一段階上げれば、メダルに食い込めたのではと。やはり、そこが悔しい。思ったより自分のフルの力を発揮できていなくて、それでもここまでこれたのは自信になります、今後につなげるいい経験ができたのかなと思います。明日休みなので様子を見て出れば(4×100リレー)に挑戦したい」と、悔しさを隠さなかった。 100mに続き、200mでも予選、準決、決勝と、計5レースを走った疲労は18歳の肉体を痛めつけたようだ。4×100mリレーの出場も微妙な状態になった。