“保守エリート”出身の韓流歌手、弾劾集会で大統領痛烈批判
【12月17日 KOREA WAVE】韓国の著名歌手イ・スンファンが、ユン・ソンニョル(尹錫悦)大統領に対する弾劾を求める集会に参加し、辛辣な批判を展開した。保守的なエリートコースを歩んできた自身の経歴を強調しつつ、「今の韓国社会の状況に耐えられない」と訴えた。 イ・スンファンはソウル汝矣島(ヨイド)国会議事堂前で13日開かれた「弾劾ろうそく文化祭」に登壇し、「やめろ、ユン・ソンニョル!」と声を上げた。自身を「弾劾集会専門の歌手」と紹介し、「2016年のパク・クネ(朴槿恵)退陣集会、2019年の検察改革集会に続いて、再びこの場に立つとは思わなかった」と複雑な心境を語った。 イ・スンファンは「私の年齢になると、『何になるか』より『どう生きるか』が重要になる」と述べ、国民に「秩序ある抗議」と「成熟した市民意識」を求めつつ、参加者の姿勢を称賛した。 さらに、自身が共産主義者と誤解されているとし、「私は釜山出身で、江南(カンナム)の8学群(学区)を卒業した保守エリートだ。これほどまでに怒らざるを得ないのは、それほど現状がひどいからだ」と述べた。そのうえで「資本主義と民主主義を信じている。これ以上集会に参加せずに済む日が来ることを望む」と語った。 イ・スンファンは9日、「弾劾集会を支援する」ため1213万ウォンを寄付し、「次回の弾劾案採決が必ず成功するよう願う」とコメントしていた。 (c)KOREA WAVE/AFPBB News
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