コバユリのテント遍歴から考える、バイクキャンプを充実させるツーリングテントとは?【コバユリのキャンプツーリング入門】
こんにちは! バイクキャンプ歴約20年、バイク×アウトドアが大好きな自然派エッセイストの“コバユリ”こと小林夕里子です。「今年こそキャンプするぞ!」と夢を膨らませているライダーの皆様に今回もお役立ち情報をお届けします。 【画像】ツーリングテント関連画像をギャラリーで見る(7枚) さて、バイクキャンプのために必要な道具の中で一番の大物は、なんと言っても「テント」です。私がデビューした頃と違い、バイクキャンプが“アウトドアの楽しみ方のひとつ”として市民権を得た今は、様々なツーリングテントが各メーカーから出されているので、デビューには持って来いのタイミングと言えるでしょう。 みなさんがテント選びに失敗しないようにと、これまで様々発信してきましたが、そういえば私自身のテント遍歴を書いたことがなかったなと気がつきました。それなりに紆余曲折あったので、ここで公開したら誰かに役立ててもらえるかも! ということで、ここからあなたを幸せにするテントに出会うためのヒントを見つけてもらえたらうれしいです。
ツーリングテントとは?
まず初めに「ツーリングテント」について。バイクに限らずクルマでもカヌーでも、自ら舵を取り移動そのものを楽しむ旅のことを「ツーリング」と呼びますが、「ツーリングテント」と言えばずばりバイクキャンパーのためのテントのことを指します。特徴は、 ・基本的に1人用の大きさ ・バイクへの積載に適した重量(約5kgくらいまで)と収納サイズ‘(幅約50cmくらいまで) ・ソロサイズながら寝るためのスペースに加えて、ヘルメットやプロテクターなどライダーならではの荷物を置くための余裕がある 「ツーリングテント」はドーム型の自立式テントが主流ですが、最近ではとんがり型の非自立式でもバイクキャンプ向けに出されているものがあり、幅広い選択肢から選ぶことができます。 「少しでも荷物を軽くできるならテントは寝られるだけでOK」という人は、「UL(ウルトラライト)」と言われる山岳用テントの中から一人用を選ぶといいですが、ある程度テントの中でも寛ぎたい人はきっと不便を感じるでしょう。どんなスタイルのキャンプにハマっていくか見当が付かないビギナー段階では、ツーリングテントの中から選ぶと失敗が少なくて済みますよ。