氷見の来訪客どこから 名城大生が番屋街で車のナンバー調査 誘客強化へ傾向分析
氷見市と連携協定を結ぶ名城大都市情報学部の3、4年生、大学院生ら23人は10日、ひみ番屋街駐車場や付近の交差点で車のナンバープレート調査を始めた。都道府県別の来訪客数を調べ、今後、誘客を強化すべきエリアを把握する。調査は11月、来年2月も行い、収集、分析したデータは市に提供する。 氷見市・名城大連携協議会の事業で、都市情報学部都市情報学科の森龍太助教ゼミの学生が担当した。10日は4カ所に分かれて午前8時~午後6時まで、30分ごとに駐車場に入った車のナンバーを確認して、都道府県や乗用車、軽自動車、レンタカーかどうかを調べてチェックシートに記入した。データが重複しないよう無線で連絡を取り合った。 学生は6月に氷見市に下見に訪れた際、試験的にナンバー調査を行った。修士課程1年の中村駿斗さんは「春は富山ナンバーが中心だったが、夏は首都圏など大都市の車が多い。傾向を分析して市に提案したい」と語った。4年生の尾口大介さんは「仲間と協力して正確なデータを収集したい」と話した。調査は11日も行われる。 ●特別切符を発行 1300万人突破を記念 ひみ番屋街は10日、来館者が5日に1300万人を突破したことを記念して特別記念切符を発行した。限定300枚を用意し、まるごと氷見1号館で1500円以上の買い物をした客に贈る。 特別記念切符には「ご来館者様1300万人突破記念」と印字され、裏面では全国の道の駅ランキングで番屋街が4位、中部・北陸エリアで1位に輝いたことを紹介している。記念切符は全国の道の駅でそれぞれ扱っており、各地を巡って収集する愛好者がいる。 1300万人突破の記念イベントは10日始まり、市自衛隊家族会のグッズ販売や活動展示コーナーが開設された。11日はライブ、14日には氷見消防フェスタなどが開かれる。