大暑も吹き飛ばす、天神祭「ギャルみこし」/大阪
23日は二十四節気のひとつ大暑。大阪市内は同日の最低気温が26.9度と今年もっとも寝苦しい熱帯夜を迎えたが、大阪市北区の「天神橋筋商店街」では恒例の「ギャルみこし」が行なわれ、元気なかけ声で暑さを吹き飛ばす。天神祭の開催とともに、なにわの街に「夏」がやってきた。
オーディションを勝ちぬいた80人が元気に練り歩く
天神祭の宵々宮である同日に行われ、米俵をかつぐなど、過酷なオーディションを勝ちぬいた15~30歳の女性80人がかつぐ「ギャルみこし」。法被にねじりはちまき姿の女性らが重さ約200キロのみこしをかつぎ、同商店街のアーケードを突き破るような勢いの「わっしょいわっしょい」という大きな掛け声をあげながら、約4キロを練り歩く。 同商店街で飲食店を営む女性は「これが始まると夏やからね。せやけど相変わらず、たくさんの人が見に来はるねえ」と笑顔で周囲を見回す。
見物人「毎年ここで元気もうてんねん」
正午前のスタートとともに、同商店街にはあふれんばかりの人が駆けつけ、その姿をカメラにおさめようとアマチュアカメラマンも多数集まった。 近くの職場から来たという男性(53)は「梅雨も明けたし、これが来たら大阪の夏やなぁ。もう毎年ここで元気もうてんねん」などと笑顔で話していた。 ギャルみこしは、同日午後4時半ごろまで、同商店街周辺を練り歩く予定。