濱口竜介監督の新作『悪は存在しない』:「もっと映画を撮るのがうまくなりたい」世界的名手が見つめる創作と倫理
作品情報
出演:大美賀 均 西川 玲 小坂 竜士 渋谷 采郁 菊池 葉月 三浦 博之 鳥井 雄人 山村 崇子 長尾 卓磨 宮田 佳典 / 田村 泰二郎 監督・脚本:濱口 竜介 音楽:石橋 英子 撮影:北川 喜雄 録音・整音:松野 泉 編集:濱口 竜介 山崎 梓 製作:NEOPA / fictive 配給:Incline 製作年:2023年 製作国:日本 上映時間:106分 4月26日(金)Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下、K2ほか全国順次公開
【Profile】
濱口 竜介 HAMAGUCHI Ryūsuke 1978年、神奈川県川崎市生まれ。2008年、東京藝術大学大学院映像研究科の修了制作『PASSION』が国内外の映画祭で高い評価を得る。その後も317分の長編映画『ハッピーアワー』(15)が多くの国際映画祭で主要賞を受賞、『偶然と想像』(21)でベルリン国際映画祭銀熊賞、『ドライブ・マイ・カー』(21)で第74回カンヌ国際映画祭脚本賞など4冠、第94回アカデミー賞国際長編映画賞を受賞。2023年、『悪は存在しない』でベネチア国際映画祭銀獅子賞に輝く。日本人監督で米アカデミー賞と世界三大映画祭すべてで主要賞を受賞したのは黒澤明以来2人目。 稲垣 貴俊 INAGAKI Takatoshi経歴・執筆一覧を見る ライター/編集者。海外映画を専門に、評論やコラム、インタビューなど幅広い文章を、書籍・雑誌・映画パンフレット・ウェブメディアなど多数の媒体で執筆する。国内舞台作品のリサーチ・コンサルティングも務め、近年は『パンドラの鐘』(杉原邦生演出)や木ノ下歌舞伎作品などに参加。