地域ポイント開始 買い物やごみ拠点回収で付与 専用アプリダウンロードで使用/兵庫・丹波篠山市
兵庫県丹波篠山市は、専用のスマートフォンアプリを使った地域ポイント「でかんしょポイント」の運用をスタートした。加盟店での買い物や資源ごみの拠点回収などでポイントが付与され、加盟店で利用できる仕組み。アプリをダウンロードした先着1000人に500ポイントを付与している。 アプリ「ご当地なび」をダウンロードし、「店舗番号で登録」の欄に「5300」を入力。さらに名前や住所、パスワードなどを入れると使用できる。 原則100円の買い物で1ポイントが付与される。毎月第2水曜日に市役所や支所などで行っている拠点回収では、持ち込んだ資源ごみの量にかかわらず、1回5ポイントを付与する。 使用する際は加盟店に置いてあるQRコードを読み取り、購入金額を入力することでポイントが付与される。 加盟店は現在12店舗。説明会には約60店舗が参加しており、今後、増えていく見込みという。 今年度は買い物と拠点回収のみだが、来年度以降、市主催のイベントや市内外の人が交流する事業などへの参加でもポイントを付与する予定。 篠山食料品店で行われたデモンストレーションでは、丹波篠山観光大使の林まほさん(25)と酒井隆明市長がアプリによるポイントの付与を体験。林さんは、「若い世代がよく使うかも。カフェや居酒屋などが増えたらうれしい」と笑顔を見せ、店員の細見実千代さん(70)は、「店独自のポイントがないので良い取り組み。野菜も安く、ここにしかないものもあるので、買い物をしてポイントをためてもらえたら」とほほ笑んだ。 市は、「常連のみならず、いろんな人の囲い込みにつなげ、地域を盛り上げるツールとして使ってもらえたら」と話している。