嘉数高台の展望台、改修工事終える 展示パネルも増設 普天間飛行場を一望 沖縄
宜野湾市はこのほど、市の中心に位置し「世界一危険」と称される米軍普天間飛行場が一望できる嘉数高台公園内の展望台改修工事を完了した。 【写真】重さ12キロの校章、校舎3階から落下
外壁の塗装を塗り直し、劣化が進んでいた内壁を修繕した。新たに普天間飛行場の跡地利用の構想などを示した展示パネルを増設したほか、夜間照明も取り付けた。 展望台は1992年の完成から約30年を経て老朽化が進んでいた。事業費は一括交付金を活用した約4600万円。 同園一帯は沖縄戦時、第32軍の防衛陣地が築かれ激しい戦闘が繰り広げられたことで知られる。公園内には陣地壕やトーチカ跡といった戦跡が多く残されており、平和学習のほか観光客も多く訪れている。 (梅田正覚)
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