アルミ二次合金12月後決め価格、キロ5~10円高
アルミ二次合金メーカーと需要家間で行った2024年12月単月後決め価格交渉は、ダイカスト用合金を中心にキロ当たり5~10円高中心でまとまった。主原料であるアルミスクラップを中心とする生産コスト高の転嫁を進め、3カ月連続で上伸した。 二次合金メーカーはアルミスクラップの仕入れ値を主に昨年9~11月にかけて引き上げていた。長期にわたる低調な発生を背景にスクラップ需給がひっ迫しており、高値を付けることで原料の安定調達を図った。 二次合金メーカーの採算性は原料の仕入れ値高で圧迫されており、販売価格への転嫁を進める方針を継続して取っている。現在本格化している1~3月期の先決め価格交渉でも同様にコスト高転嫁の姿勢が見られる。