選手の価値は指名順位で決まらないことを教えてくれる、巨人15年目のベテラン外野手【堀内恒夫の多事正論】
2004年末の巨人新人入団会見。このときの選手の中で今も生き残っているのは4巡目の亀井[中段左]だけだ/写真=BBM
大船渡高・佐々木朗希投手はロッテが、星稜高・奥川恭伸投手はヤクルトが交渉権を得た。即戦力No.1の呼び声が高かった明大・森下暢仁投手は広島の単独指名になった。今年のドラフト会議。古巣・巨人は残念ながら会場を沸かせることはできなかった。3球団が競合した奥川を外し、西武と一騎打ちになった東芝・宮川哲投手の“争奪戦”にも敗れた。結局、外れ外れの1位で青森山田高・堀田賢慎投手を指名した。185センチの大型右腕。お目当ての選手は取れなかったが、将来性十分な投手を大きく育ててもらいたい。 大方のファンは誰がどこに指名されるかを固唾(かたず)をのんで見守っていたのだろうね。私もその1人なのだが、実は私にはほかにも興味深いものが・・・
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週刊ベースボール