カーター元米大統領が100歳で死去…米紙ワシントン・ポストが報道
【ワシントン=冨山優介】米紙ワシントン・ポストは29日、米国のジミー・カーター元大統領が亡くなったと報じた。100歳で、米大統領経験者として史上最高齢だった。 【写真】亡くなられた方々 追悼2024
同紙がカーター氏の息子の話として伝えた。ジョージア州の自宅で亡くなったが、死因については明らかにされていないという。
カーター氏はジョージア州知事を経て、1976年に民主党から出馬して大統領選に当選した。77~81年の在任中、冷戦中だったソ連との緊張緩和に努めたほか、退任後も世界各地で紛争調停などに取り組み、2002年にノーベル平和賞を受賞した。
カーター氏は2015年8月に肝臓がんの摘出手術を受けた後、がんが脳に転移していることが判明し、入退院を繰り返していた。23年2月には余命を家族と過ごすとして、自宅でのホスピスケアに移行することを公表していた。