60代から始める「ソロ旅」の極意。持ち物は最小限、食事はランチや開店直後を狙って。ソロ旅を楽しむ《7ヵ条》
雑誌やCMの撮影のほか、推し活目的で年に何度も旅に出るというスタイリストの地曳いく子さん。失敗と成功を繰り返した経験をまとめた旅本も刊行するほどです。大人世代がひとり旅を楽しむために最低限必要な準備と心構えを聞きました(構成:島田ゆかり イラスト:大塚砂織) ソロ旅を楽しむ7ヵ条とは * * * * * * * ◆持ち物は極力少なく 旅の荷物はとにかく最小限に。このポリシーは、スタイリストの仕事で身につきました。海外での撮影ともなると、モデルの衣装をスーツケース3、4個に詰めて持っていかなければなりません。 ですから自分の荷物は少なくせざるをえない。すっかり身軽な旅の習慣がついたのです。「これがないと不便だから」とあれこれ持っていく人もいますが、多少の不便は工夫して楽しみましょう。 まず洋服ですが、私は夏以外の1泊2日の旅には、替えの服は持っていきません。どうしても服を替えたい場合や、ちょっといいレストランに行く予定があるときは、しわになりにくいワンピースを1枚入れておきます。 靴は基本、1足で十分。昔と違って、ワンピースにスニーカーだっておしゃれに見える時代ですからね。 下着は必要ですが、ブラジャーではなく、ブラキャミにして、2日くらい着てしまうことも。ショーツと寝巻き用の薄手のゆるいパンツ(ホテルの浴衣ははだけちゃうから)は、必ず持っていきます。
そのほかは、スマホの充電器くらい。スキンケアアイテムやシャンプー、コンディショナーは宿のものを使います。もの足りないときのために、クリームとヘアワックスの小さいものを持参。 一度、クリームを忘れたことがあって備え付けのボディクリームを顔に塗りましたが、1泊くらいなんてことない。念入りなスキンケアは帰ってからすればいいのです。 美容が目的の旅なら、シートパックや高級美容液などを持っていって楽しむのもいいでしょうけれど、とにかく荷物は極力少なく。それが疲れないための鉄則です。 忘れてはいけないのが、胃腸薬や頭痛薬などの薬。国内なら旅先でも買えますが、海外だとすぐには入手困難です。飲み慣れた薬は、ポーチの隅に入れておくと安心できます。
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