杉並区“危険な校庭のくぎ”運動会前に調査へ 補正予算案に3800万円計上
東京・杉並区は来年春の運動会シーズンを前に、区立学校60校の校庭にくぎなどの危険物がないか調査すると発表しました。 杉並区内の小学校では2023年4月、児童が体育の授業中に転んだ際、地面から突き出たくぎで膝付近を切り、十数針縫うけがをしました。その後、区は全校で調査を行い、約1万5000本のくぎなどを撤去しましたが、今年改めて調査をした結果、さらに約2000本が見つかったということです。 会見した杉並区の岸本区長は「日常の安全点検や校庭を利用する団体への利用ルールの徹底を呼びかけるなどの取り組みを併せて行い、校庭や園庭の安全確保に努めていきたい」と述べました。 区は運動会シーズンを前に、改めて安全を確認するため、調査の費用として補正予算案に3800万円を計上しました。