1日2試合を戦った「全然痛みはない」という金子

　2024年9月29日(日)東京・国立代々木競技場第二体育館で開催された『K-1 WORLD MAX 2024』の一夜明け会見が、30日（月）都内にて行われた。 【写真】金子はローキック1発で大久保を銭湯不能に追い込んだ 「 -55kg世界最強決定トーナメント」で璃明武と大久保琉唯を破って優勝、改めて最強を証明したK-1 WORLD GPスーパー・バンタム級王者の金子晃大（K-1ジム自由ヶ丘/FROG GYM）が出席。前夜の試合を振り返った。 「無事優勝できたのがとにかくよかったなと思います。しっかり最低限のことは出来た」と、一夜明けての感想を述べた金子。「昨夜は普通に寝たっす。全然傷みもないっすね。いつもの試合が終わった通りの感じです」と、これまでの試合後と変わりはないと涼しい顔。 　試合を振り返っての感想を聞かれると「璃明武選手もそうだし大久保選手もそうだし、前に出てこないタイプの選手と出来てそことしっかり戦えて出来たのは改善点もいい収穫もあります」とした。改善点に関しては「自分の中で何となく」理解できていると言い、練習の成果は「出せたところもあるし、出せなかったところもある」のだという。 　大久保を一発で戦闘不可能に追い込んだ右ローキックについて、なぜ一発で仕留めることが出来たのかを聞かれると「やっぱり感謝をしたからですかね。武道なので、自分を高めてくれる相手に対してリスペクトして放ちました」と今回のトーナメントでテーマに掲げていた“感謝”を口にする。 　今後も感謝をテーマにしていくのかとの問いには「現状では僕にとって感謝は必要なものだし、力になると思っています」と答えた。 　7月の試合後は「旅に出た」とのことだったが、今回はと聞かれると「今回はいいかな。5日の大阪K-1に行くっぼいのであれが旅かな」とした。 　今後に関しては「考えてないですね」とあっさり。 　スーパー・バンタム級（-55kg）で金子・玖村以外の選手が台頭してきたことには「嬉しさもないし悲しさもない。そこには何もないです」とし、「活性化は自分がしていくので人に求めない」と、自分が引っ張って行くとする。 　では、さらに活性化させるには何が必要かと聞かれると「新しい風を入れていくしかないんじゃないですか。一通り僕はやったと思うので、新しい風を入れていくことが活性化を求めるのであれば必要なんじゃないですか」と話した。 　最後には「昨日はファンの人たちの応援が力になって、それが試合のリズムになりました。なので引き続きやっていきますので応援お願いします」と語った。