【POG】ボンドガールは賞金微妙も桜花賞直行のローテに(美浦発)
競馬新聞「馬サブロー」が誇るPOGマスター、木村拓人(美浦)と塩手智彦(栗東)がお送りするPOG情報。東西のトレセンでつかんだ情報をお伝えします。 先週は「真冬のダービー」と言って楽しみにしていたゆりかもめ賞が行われ、ウインマクシマム(牡、畠山)が快勝してくれました。ホープフルSはかわいそうな競馬になってしまいましたが、今度はしっかり力を出し切っての勝利。東京芝2400mで勝ったことはダービーにつながりますね。次走はトライアルの青葉賞(4月27日・東京、芝2400m)へ向かうとのこと。皐月賞をパスしたローテーションに陣営の本気度がうかがえますね。順調にレースを迎えてほしいです。 そのゆりかもめ賞で1番人気に支持されて7着に敗れたアドミラルシップ(牡、相沢)は、弥生賞ディープインパクト記念(3月3日・中山、芝2000m)を戸崎圭で予定。ホープフルSで4着と好走した舞台での巻き返しに期待です。1月8日・中山芝2000mの1勝クラスでデビュー2連勝を飾ったファビュラススター(牡、萩原)も同レースを予定。鞍上は横山武。春菜賞で2勝目を挙げたオメガウインク(牝、大和田)は桜花賞トライアルへ向かいます。 先週に近況をお伝えしたボンドガール(牝、手塚)ですが、師が「トライアルだと急仕上げになるので、桜花賞(4月7日・阪神、芝1600m)一本となると思う。賞金的に厳しいとなれば同じ週にニュージーランドT(4月6日・中山、芝1600m)があるので、そちらに行くことになると思います」とコメントしてくれました。G1を使えれば一番いいのですが、今年は賞金を持っている馬の直行が多く、まだ賞金加算していない馬がトライアルで権利を獲る可能性が高いです。賞金ボーダーもかなり高くなりそうなので、他馬の動向次第ということに。激しい出走権争いとなりそうですが、何はともあれ無事に復帰戦を迎えてほしいものです。 ダノンエアズロック(牡、堀)は8日に美浦Wで6F86秒3-38秒7-12秒0をマーク。弥生賞ディープインパクト記念へ向けて順調に調整が進められています。(馬サブロー美浦支局・木村)