「クリエーターの年」The Sandboxのコンテンツ責任者、ゲームとメタバースの融合を語る──共同創業者が6日、京都で登壇【JBW Summit at IVS Crypto】
メタバースというビジョン
──「メタバース」という言葉が過去3年間、ジェットコースターのように大きな浮き沈みを経験したことは、あなたが一番よくご存じだと思う。最初は大げさに騒がれ、「暗号資産の冬」の間に冷え込み、一部の人たちにとってはほとんどジョークのオチのようになった。あなたとサンドボックスはどのようにこの状況を乗り越えてきたのか? また、この評判の変化はあなたにどのような影響を与えたのか? メタバースは、我が社を支えるビジョンであり、なぜ我々が今していることをしているのかの基盤であり続けていると思う。特に創業メンバーにとっては。そしてそれは、会社の全員に連鎖していく。そのため、我々は長期的な目標だと考えている。今日の、そして未来の企業グループがともに築き上げるものだと考えている。 確かに、メタバースの盛り上がりは世間一般には薄れている。しかし、ゲームという面では、例えば『フォートナイト』など、最大のゲームプラットフォームのいくつかで、ユーザー生成コンテンツの世界に本当に入っている。我々はメタバースを信じて取り組んでいる。それが我々の信念だ。そしてメタバースは、現在のインタラクティブメディアにおける最大のトレンドのひとつだろう。 ──メタバースが5年後にどうなっているか予想して欲しい。 (笑い)5年後、結果を確認に来るのか? ──いえ、ご安心を! 誰も追及したりしない。 よかった。マルチプラットフォームになって、ARやVRの要素も強くなると思う。アバターの相互運用性。購入。そして、ほとんどの機能は、パートナー企業の他のメタバースとシームレスな方法で行われるだろう。 クリエイターにはさらに強い経済効果があると思う。この世界でギターを学んだり、語学を教えたりする人も出てくるだろう。あるいは、会社の仕事をする人だっているかもしれない。 強力なバーチャルツーリズムの側面を持ち、博物館や金融機関、文化的なイベントについて知りたければ、インタラクティブにその中に入ることができるようになるだろう。 そして素晴らしいのは、それが極めて分散化されることだ。その多くはザ・サンドボックスではなく、世界中のユーザーによって所有される。そのため、イノベーションの多くはそこから起こるだろう。