iOS 18に期待される、iPhoneのすごい新機能
2024年6月には、iOS 18が正式に発表されます。このアップデートで、iPhoneが大きく変わる可能性は大です。
iOS 18の目玉は、AI
iOS 18の目玉はAIになると見て、まず間違いないでしょう。 テック業界はiOS 18こそ、Appleファンたちが待ち望んでいたAIアップデートになると予想しています。 BloombergのMark Gurman氏によれば、Appleの開発チームは以前から、iOSをはじめとする自社製ソフトウェアにLLM(大規模言語モデル)を活用する方法を模索してきたようです。 たとえば、Siriです。 iOS 18では、ChatGPTやGoogle Bardに似たチャットボット機能が搭載される可能性があります。また、PagesやKeynoteのスライド、Apple Musicのプレイリストなどでテキスト作成を手伝ってくれるAIツールも登場するかもしれません。 すべては、注目のWWDCが開催される6月時点で、Appleがどの機能について準備が整ったと判断するかにかかっています。
ベータテストで終わってしまう可能性も考慮する
ただし、iOS 18で発表されるAI機能が、結局はベータテストのままで終わってしまう可能性もあります。 Appleは、メジャーアップデートの一環として発表した機能であっても、まだ準備ができていないと考えれば、躊躇せずに引っ込めます。 Apple Musicの共同作業プレイリストがまさにそうでした。なので、AIのような複雑な技術が絡んでいる場合もそうなるのではないか、と私は見ています。 AppleによるAIへの挑戦が、6月時点でどこまで進んでいるのかはわかりません。いずれにせよ、その成果の少なくとも一部がiOS 18に組み込まれることは間違いないでしょう。
ついにRCS対応に?
メッセージ機能の新しい業界標準であるRCSにiOSが対応することは、もはや確定と言っていいでしょう。問題は、それが「いつ」になるかです。 2023年11月に、Appleが「RCSを追加して、SMSとiMessageの二項対立に終止符を打つ取り組み」を正式に進めていることがわかりました。そうなれば、我々iPhoneユーザーも、惨めな思いをすることなく、Androidユーザーの友だちへテキストメッセージを送れるようになります。 ご存知ない方のために、状況を簡単にまとめておきましょう。 GoogleやSamsungのようなAndroidデベロッパーと違って、Appleは、最新のメッセージングプロトコルであるRCSをiOSに採用するのを拒んできました。 裏を返せば、Apple製以外のデバイスに対して、iMessageの扉は固く閉ざされているわけです。 つまり、相手もAppleユーザーでない限りは、古くて脆弱なSMSでテキストメッセージを送らなければなりません。グループチャットがお粗末だったり、画質が低かったり、メッセージが緑色だったりするのは、そのためです。 いずれにせよ、Appleが年内にRCSを採用するのは間違いないでしょう。そうなれば、これでようやく、iPhoneとAndroidスマホの関係もよくなります(RCSになっても、吹き出しが緑色なのは変わらないでしょうが)。 iOS 18でこれが実現するかどうかはまだわかりませんが、そうなっても不思議ではありません。