レトロ自販機店の中でも「聖地」と呼ばれる店舗へ!|レトロ自販機の旅【第11話】
【レトロ喫茶の旅#11】 レトロ自販機店が多い群馬県の中でも有名店の紹介が続いているが、ここピットイン77もレトロ自販機の聖地と呼ばれる店舗のひとつだ。 【画像27枚】レトロ喫茶が多い群馬県の中でも、聖地と呼ばれる店舗の1つがここ「ピットイン77」 前号で紹介したオレンジハット沖之郷店のオーナーが持つもう一つの店舗で、その雰囲気も似ている。 多くの自販機店と同じく、横長の建屋で、入り口側にはゲーム機が並び、奥の側の壁一面に最新型飲料自販機から40~45年前に製造されたレトロ自販機がずらりと並んでいる。 もちろんレトロなのは自販機だけでなく、懐かしい麻雀などのミディタイプ筐体をはじめ、往年のメダルゲームやクレーンゲームも現役で稼動中。 聖地と呼ばれるだけあり、めん類、トーストサンド、ハンバーガーの御三家が揃っているのはもちろん、富士電機製めん類自販機にいたってはオレンジハット沖之郷と同じく2台あり、それぞれ天ぷらそば、天ぷらうどんの組み合わせとラーメンときつねうどんの組み合わせとなってる。
レトロ自販機メニューをすべて味わうことができる貴重な店舗!?
つまり、ここピットイン77に来店することで、レトロ自販機メニューをすべて味うことができるというわけだ。 そして、御三家に並んで人気なのが瓶入り清涼飲料水。こちらも群馬県の有名レトロ自販機店には設置率が高く、トーストサンドやハンバーガーとセットで購入する人が多い。 人気の秘密はもちろん瓶のフタである王冠。親子連れでやってきて瓶ジュースの開け方が分からない子供を前に、ドヤ顔で開けてみせる父親のなんと多いことでしょう(by 森田美由紀)。 次回は群馬県を離れ、自販機店の多いとある地域へ。積載車を自ら運転し、小林由季嬢が向かう先は一体!? ピットイン77、一番の特徴は富士電機製めん類自販機が2台稼動している点。 メニューもそれぞれで変えており、出来上がりまでのカウントがニキシー管のめん類自販機にはラーメンときつねうどんのメニューが組み合わされており、液晶表示のめん類自販機には天ぷらそばと天ぷらうどんのメニューが組み合わされている。 この店舗だけで4種類のめん類が味わえるのは、かなりお得な気分。ラーメンはもちろん醤油ベースで関東風のしっかりした味付け。肉厚なチャーシューがマニアの間でも話題となるが、シナチク、ナルトともに本格的で、最近よりおいしくなったと評判。 きつねうどんのアゲは味がしっかり付いていて、食欲が増す1枚。他店のめん類と比べてもボリュームがあるのだが、このアゲのおかげで少食の小林嬢もペロリ。 天ぷらうどん、そばの上のかき揚げはサクサク系ではなくしっとり系。どんぶりを覆うほど大きく、どちらもボリューミーな一品。 初出:ノスタルジックヒーロー vol.199 2020年6月号 (記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)
Nosweb 編集部