日本代表DF板倉滉 今季限りで川崎F退任の恩師・鬼木監督に感謝「厳しく教えてもらった」
日本代表DF板倉滉(27=ボルシアMG)が6日、オンラインで日本メディアの取材に応じ、恩師への思いを語った。 川崎Fのアカデミー時代から指導を受け、プロ1年目の指揮官だった鬼木達監督が今季限りで退任する。「これだけ長く一つのチームで監督をできるのも凄いことだと感じるし、毎年のようにタイトルを獲って結果を出した監督。自分自身は1年間しか重なっていないですけど、外から見ていて凄いなと」 17年からの8年間で7冠を獲得。「走って守備をする、球際で戦う、切り替えの早さ。そういうことを怠る選手は使われないと感じていたし、そこを重要視する人だと感じていた。それがフロンターレがこれだけタイトルを獲れた秘けつになったと思う」と強さの土台を明かし、「自分は若手ということもあって厳しく教えてもらいましたけど、今になって凄い大きいと感じている」と感謝の思いを口にした。 ボルシアMG3季目の今季は開幕から全試合フル出場を続け、「去年と比べてコンディションも確実に上がっている」と好調をキープ。日本代表でも守備陣のリーダーとして26年W杯アジア最終予選を戦い、確かな存在感を放つ。 今月は15日インドネシア戦、19日中国戦の敵地2試合が控える。「アジア杯で個人的にもチームとしても、悔しい思いをしている。簡単な試合はないという気持ちで臨んでいるし、アジアの難しさを実際に肌で感じている。次のアウェー2試合も、変わらず同じ気持ちで臨まないといけない」。「優勝」への思いを強くする本大会に向け、地に足を着けて進んでいく。