みえ松阪マラソン、地域全体で盛り上げるぞ! 松尾の住民ら応援の集い
リタイアが多いゾーン のぼり旗68本、椿ロードなど企画
15日のみえ松阪マラソン2024(同実行委員会主催、夕刊三重新聞社協賛)を前に、大会を盛り上げようと三重県松阪市丹生寺町の市立松尾小学校(加藤富雄校長、226人)や、松尾地区の10自治会と各種団体で構成する「松尾地域応援団体」は10日午後1時から、同小の体育館に集まり、手作りした応援のぼり旗を披露するなどして士気を高めた。 大会は川井町のクラギ文化ホール(松阪市民文化会館)前をスタートし、山下町の市総合運動公園をゴールとする日本陸上競技連盟、WA/AIMS公認コースを全国から参加した約9千人が疾走する。松尾地域から上蛸路町の同町トンネルまでの区間がリタイアが最も多いゾーンで、前回は100人以上が脱落している。 同応援団体には同小と、松尾住民自治協議会(垣本長生会長、約1500世帯)、松尾神社手芸の会(垣本和美代表、5人)、医療法人医王寺会(志賀大会長、約80人)、立野町自治会(村田益之会長、約155世帯)、松尾神社(岡村行通宮司)の6団体が所属。 今回の集いは「ランナーによりよい応援を届けよう」と、応援団体の当日の態勢を確認することとメンバーの士気高揚を目的に実施した。 現在の計画では、同小は児童が11、12月に作ったのぼり旗32本に加え、2023(令和5)年に作った36本の計68本を21キロ地点からコース両側の約30メートルに同協議会と一緒に飾り付ける。同協議会は前回に引き続き、24キロ地点の「まっつぁかうまいもんエイド」の第9エイドで松阪牛のサイコロステーキ約160キロ、約9千人分を振る舞う。 手芸の会は25キロ付近の前後約500メートルにわたるツバキの街路樹のうち約40本に、折り紙で作成した紅白のツバキの花2千個を飾り付けた「応援椿ロード」で彩りを添える。 医王寺会は25キロ付近の立野町にある松尾神社駐車場のリフレッシュゾーンで、コールドスプレーブースを担当。さらに子ども食堂を開設し、食事に訪れた子供たちとランナーを励ます。 立野町自治会と同神社は立野公民館のトイレと同神社のトイレを女性専用として開放する。 この日は同小の全学年と、団体から合わせて約255人が参加。参加者たちは「最後まで走り抜け」などと書いたキャラクターなどでカラフルな色使いの応援旗を並べて実施。各団体の代表者があいさつで決意を表明し、最後は全員で手拍子して気持ちを一つにした。 児童会長の6年・神保杏樹さんは「とにかく完走してもらいたいという思いで応援旗を作った。当日は見に行きたいです」、同副会長の同・髙須風香さんは「走っている人が元気を出して頑張ってもらいたいという思いで旗を作りました。当日は習い事で見ることができませんがダイジェストで見たい」とそれぞれ話した。