苔に映える落葉 鮮やか「敷き紅葉」 三寶寺のシンボルツリー/兵庫・丹波市
兵庫県丹波市柏原町大新屋の三寶寺(門脇知眞住職)境内で、「敷き紅葉」が見頃を迎えている。緑色の苔の上に赤々とした葉が降り積もり、美しい景色をつくり出している。 4代前の住職が植えた同寺のシンボルツリー。今年は11月も暖かい日が続き紅葉が10日ほど遅れた影響で落葉も遅れ、例年11月下旬に現れる赤色のじゅうたんがようやく映える時期を迎えた。 去年は紅葉の色が今ひとつだったが、今年は燃えるような赤色になり、落ち葉も美しいという。 寺の世話役(56)は、「地下水のおかげか、特に養生していないが、年中青い苔がある。土でなく、苔の上に葉が降り積もるので、より鮮明に見える」と話す。 敷き紅葉を愛でてもらおうと、落ち葉がきを14、15日ごろまで遅らせるという。