声優・三石琴乃「月にかわっておしおきよ!」 セーラームーンの変身シーン誕生秘話
日テレNEWS
「月にかわっておしおきよ!」の決めセリフでおなじみ、人気アニメ『美少女戦士セーラームーン』の月野うさぎ役の声優・三石琴乃さんにインタビュー。公開中の劇場版『美少女戦士セーラームーン Cosmos』前編に続き、後編が6月30日(月野うさぎの誕生日)に公開されました。30年以上、主人公と向き合う三石さんが、オーディションの裏話や役を演じて起きた変化などについて語りました。 【画像】三石琴乃 朝は仕事に合わせて起床「遅いときは11時くらいまでもごもご」
■今回が最終章「感慨深くもあり、ほっとしている部分もありますね」
ーーいよいよ最終章に突入します 今の心境はいかがですか? やっとここまでこられたかなぁというか、感慨深くもあり、ほっとしている部分もありますね。前編を収録したのは2年前なので、若干記憶が薄くなりつつも(笑)完成した映像を見て「あぁそうそうこうだった!」とか「こんなキレイな映像になってるんだ」とか新しい発見もあったりして楽しいです。少しずつ成長しているようで、成長はしていない月野うさぎちゃんなんですが、愛する人を守るためとか大切なものを取り戻すために、自分の足で自ら踏み出して前に進んでいく強さと、敵と対峙したときに、彼女なりの判断を下して選択していくっていうのが、今回彼女の変化かなと思います。あまり詳しく言えないんですけど(笑)もちろん原作を読んでいる方は、流れはご存じだと思うんですけども、やっぱり映像で新たに見てほしいのでそこは内緒で。 ーーテレビアニメ放送から30年以上、主人公・月野うさぎ役を務めていますが 当初1990年代の時は、こんなに長く月野うさぎちゃんと付き合うとは夢にも思っていなかった。最初の5年間が終わってからは、しばらくブランクがあっての今回のシリーズ。新シリーズが始まる時は、1回引き出しにしまったものを「カギどこだっけ?」って言いながら(笑)開けて思い出して、役に取り組んでいった。基本月野うさぎでいる時は、ドジで泣き虫。今回のシリーズは原作準拠なので、少女漫画色が濃厚に出ている。モノローグのセリフも多くて、女の子の内に秘めた色々な悩みとか、人には言わないけど頑張ろうと思っている事とか、繊細なセリフが多かった。かと思えば、敵が出てきた時には勇ましく闘うという。声を変える感覚はなくて、その時の気持ちで出たものが月野うさぎ/セーラームーンなのかなと思います。