福島駅西口「ピボット」5店舗閉店へ、来年1月末 食品館内改装
福島県福島市のJR福島駅西口にあるショッピングセンター「パワーシティピボット」を運営するJR東日本東北総合サービス(仙台市)は2日、来年1月31日をもって生鮮食品などを扱う食品館内の5店舗を閉店し、改装すると発表した。現在の空き店舗のテナント誘致も含めた店舗形態の見直しで、集客力向上のための再編を進める考え。
同社によると、ピボットで現在営業中の26店舗のうち、閉店するのは食品館内の青果、鮮魚、精肉の販売店や食料品売り場など5店舗。現在の空き店舗も含めたテナント交渉を進めており、今後出店を調整する。同社は改装、再開店の時期などは明らかにしておらず、詳細は追って店頭などで発表するという。 西口では5月にイトーヨーカドー福島店が閉店。駅周辺の空洞化が課題となる中、ピボットの一部閉店で買い物環境のさらなる制約が懸念される。同社は閉店、改装の理由について「開業以来大きな改装もなく営業しており、近年のマーケット変化に対応していくため」としている。 2日には店頭にも閉店の知らせが掲示された。普段歩いて買い物に訪れるという福島市の73歳女性は「車がないので、ヨーカドーもなくなり買い物難民になってしまう。新しい店が入ってくれればいいが、それまで東口に行かないと買い物ができない」と話した。
福島民友新聞