山口真由氏 斎藤元彦知事の選挙戦広報のPR会社に「公選法の知識がちょっと乏しかった」
元財務官僚で弁護士の山口真由氏が25日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜、午前8時)に出演し、兵庫県知事選で斎藤元彦知事が再選した際の広報戦略が、公職選挙法に抵触する可能性についてPR会社が「公選法の知識がちょっと乏しかったのかなと思う」と指摘した。 斎藤氏が当選した後の11月20日に、斎藤氏の「広報全般を任せていただいていた立場として、まとめを残しておきたいと思います」というPR会社社長が自身のnoteで選挙戦略の詳細を公表した。報酬を得て、選挙活動に携わっていた場合は公職選挙法違反に当たる可能性があるため、投稿が大きな話題となっている。 山口氏は「選挙運動費用の収支報告書が恐らく15日以内に出ると思うので、そこで斎藤知事側がどういう整理をしているのか、どういう支払いをしているのかというのは、ある程度明らかになると思う」とした上で、「公選法って結構、複雑ですよね」と指摘する。 茶などの飲み物と茶菓子までと公職選挙法で定められているが、山口氏は「例えば、選対に支援者やいろんな人が来た時に、インスタントコーヒーなら出していい、ドリップコーヒーは出してはいけないとか、微妙なことを慣行でやっていると思う」と話した。 この規定が時代に合っているかどうかの問題もあるが、「ある程度プロが関わらないとなかなか難しいが、このPR会社の方は公選法の知識がちょっと乏しかったのかなという印象を受けてしまう」と語った。
東スポWEB