2日から週5往復に増便した大韓航空「鹿児島-ソウル」定期便 10月からは毎日運航で調整、さらに便利に 冬場のゴルフ需要を見込む
大韓航空が鹿児島-ソウル(仁川)を結ぶ定期便について、10月27日から毎日運航する方向で調整していることが2日、分かった。同日から週5往復に増便したばかりで、さらに2往復増やす。韓国では冬場、ゴルフ場が凍結し使えないことが多く、鹿児島はプレー先として人気で、需要が高まる冬ダイヤにあわせる。 同航空は2023年10月、新型コロナウイルスの影響で運休していた定期便を週3往復で再開した。鹿児島空港(霧島市)では運航に欠かせない地上職員が不足しているが、同航空はカウンター業務を担う職員を自前で調達。現在は毎日運航へ向け増員を進める。 2日は、週5往復へ増便した第1便が鹿児島空港に到着。県職員らが特産品を配るなどして歓迎した。ソウル市で不動産業を営む金玉基(キムオッキ)さん(72)は「ゴルフ目当てで訪れた。便数が増えて旅行しやすくなった」と笑顔を見せた。 ソウル線の定期便では、韓国の格安航空会社(LCC)のチェジュ航空が今月14日から週3往復で運航を始める。大韓航空の伊東良恵鹿児島支店長は「選択肢が広がり、ますます利用しやすくなる。インバウンド(訪日客)だけでなく、鹿児島からソウルへ出かける旅客も増やしたい」と話した。
南日本新聞 | 鹿児島
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