ボビー・チャールズのドキュメンタリー映画、12月13日公開へ 予告編&メインビジュアルも
ボビー・チャールズのルーツをたどる映画『In a Good Place Now: The Life & Music of Bobby Charles(原題)』が、『ボビー・チャールズ 極楽の歌』の邦題で12月13日よりYEBISU GARDEN CINEMAにて2週間限定ロードショーされることが決定した。 【写真】『ボビー・チャールズ 極楽の歌』場面写真 本作は、類まれなる才能から180を超える曲を生み出し、ザ・バンドやボブ・ディランなど250組以上のアーティストたちから愛されるも、公の場に姿を現すことを嫌い謎に包まれていたチャールズの音楽ドキュメンタリー。彼とその音楽に魅せられたディヴィッド・デュボス監督が9年の歳月をかけて完成させた。 2024年9月から10月にかけて東京・大阪にて開催された、ピーター・バラカン監修・選定の特集上映『Peter Barakan's Music Film Festival 2024』でも上映された本作。バラカンは本作の字幕監修も務めている。 あわせて、メインビジュアル、予告編、場面写真も公開。メインビジュアルには、ギターを抱えウッドチェアに腰をかける笑顔のチャールズの姿が。デビュー以来ウッドストック派を代表するアーティストでありながら、非常に内向的で生涯引きこもり生活を続けたチャールズの貴重な姿が捉えられている。 予告編には、チャールズのルーツをたどる貴重な資料となる映像の数々や、ドクター・ジョンが「音楽には魂が必要だ。ボビーにもその魂があった」と語る姿、チャールズが手掛けたR&Bの名曲「Jealous Kind」をピアノで弾くアラン・トゥーサントといった、ニューオーリンズ音楽のレジェンドたちのインタビューの様子も映し出されている。1976年にザ・バンドの伝説的な解散コンサート『ラスト・ワルツ』に参加するも、その記録映像にも一切姿を映さなかったほど、シャイで謎に包まれていた男チャールズ。そのルーツが紐解かれていく。 ピーター・バラカン コメント 1972年に知られざる傑作アルバムを作ったボビー・チャールズはルイジアナ州南西部の田舎で生まれ育ったソングライターでした。1950年代にロックンロールの大ヒット曲「See You Later Alligator」の作者でもある彼は歌手としても素晴らしい才能を持っていたのに、極めてシャイな性格で脚光を避けていました。日本には意外に多い彼のファンの一人としてこのドキュメンタリーをぜひ多くの音楽ファンに見ていただきたいです。
リアルサウンド編集部