確かに目元が似てる!大ブレイク目前 20歳俳優の“まさかの父親”。ポテンシャルの秘密は
ひとりの若手俳優が、一気にスターダムを駆け上がっていく様子は壮観である。確かな勢いを得て、現在進行形で駆け上がっているのが、注目の野村康太だ。 【画像】実は沢村一樹の息子の野村康太 いったい、彼はどこからやってきたのか。疾風怒濤、どこへ向かうのか。毎週火曜日深夜12時59分から放送されている主演ドラマ『その着せ替え人形は恋をする』(MBS)が、そのポテンシャルの秘密を明かしてくれている。 イケメン研究をライフワークとする“イケメン・サーチャー”こと、コラムニスト・加賀谷健が、野村康太の過去作から右手に共通するポテンシャルを読み取りながら、スター俳優誕生の瞬間を解説する。
おすすめされたイケメンの名前は野村康太
“イケメン・サーチャー”を名乗り、日々イケメンについてばかり書いていると、ほうぼうから「このイケメンはどう?」とレコメンドされることがよくある。イケメンであれば誰でも構わず心ときめくわけではないのだが、つい最近のレコメンドにはかなり心が動いた。 レコメンドしてきたのは、松本まりか主演でこの間ドラマ化されたばかりの『夫の家庭を壊すまで』(テレビ東京)の原作者(赤石真菜)である。おすすめされたイケメンの名前は野村康太。聞いたこともない。見たこともない。すぐに名前を検索すると、(その時点での)出演最新作がまさに同作だった。 なんだよ、自分の作品の出演者かよ! さすが宣伝に余念がないなぁ。彼女とは大学時代の友人で、ほんと学生の雑談の延長みたいにさりげなくおすすめされたものだから、野村康太という固有名詞は自然と頭に刷り込まれた。
父も息子も視線の演技が共通
野村というありふれた名字に気を取られ、彼が実は沢村一樹の息子であるという事実も知らなかった。でもそうね、そう言われててみたら、確かに力強さと柔らかさを兼ね備えた目元は似てるかな。 目力はやっぱりお父さんのほうがばきばきだが、父も息子も視線の演技が共通している。ただし、視線のベクトルが違う。沢村が相手俳優にばきばき目力のビームを送るのに対して、野村は逆に相手の視線を受けるのがうまい。 『夫の家庭を壊すまで』で主人公・如月みのり(松本まりか)に恋するピュアな高校生、三宅渉役を演じる野村は、松本と画面を共有する中で常に彼女の視線を受けている。受けてそれを反射するわけでもなく、ただ受け続ける。おそらく彼はそうやって時間をかけて自分の演技のタイミングを見計らっているんだと思う。