将棋「電王戦」は来春終了へ 新しく始まる「タッグマッチ」とは?
「電王戦」はどうなる?
プロ棋士対ソフトの団体戦だった「電王戦」はその独特の対決感やソフトが人間を追い越す日が来るのかという観点から大きな注目を集め、第三回の第五局、ponanzaが屋敷伸之九段を破った対局のニコニコ生放送の来場者数は70万人超と過去最高を記録する人気コンテンツです。団体戦最後とされる2015年の対局者はまだ発表されていませんが、コンピューター将棋の研究の行き届いた若手中心になる見通し。しかしプロ側は過去の団体戦で2勝7敗1分けと苦戦しており、タイトル保持者出場へのファンの期待は当然ともいえます。川上会長も2015年以後も続ける可能性を否定はしていません。タッグマッチだけでは「ファンの支持は得られない。今後、超トップ棋士とソフトとの番勝負といった隠し玉が発表されても不思議ではない」(古作氏)という見方も出ています。 社会的な話題ともなった「電王戦」。タッグマッチも含め今後の方向性がどうなるか注目されます。