【公示直前】静岡県で最激戦区と予想される衆院静岡6区
Daiichi-TV(静岡第一テレビ)
沼津市や伊豆半島などが選挙区の衆議院静岡6区。区割りの変更により今回から伊豆の国市の伊豆長岡地区が新たに加わりました。 過去4回の選挙戦で勝俣孝明さんと渡辺周さんが激しい選挙戦を繰り広げ、前回選では勝俣さんが初めて勝利。その差は僅か4420票差…。渡辺さんは初めての比例復活となりました 自民党の勝俣孝明前衆院議員。 衆議院解散後、地元沼津に戻り、さっそく翌朝には通勤する人に向け演説を行っていました。 (勝俣前衆院議員(演説)) 「線状降水帯、大型の台風等々災害が懸念される中で、地域の国土強靭化をしっかりと進めていかなければならない」 十数年間、立ち続けているというこの場所から“戦いのスタート”を切りました (勝俣前衆院議員) 「気を引き締めて短期決戦ですけれど、頑張るぞという思いです」 解散後は“分単位のスケジュール”で「支援者回りや企業回り」を続けているといいます。 11日勝俣さんが訪れたのは、沼津市今沢地区の秋祭り。 (支援者)「パチパチパチパチ…」「お疲れ様です、お疲れ様です。」 (勝俣前衆院議員)「ありがとう、本当に大変…」 (支援者)「大変だね~」 (勝俣前衆院議員)「頑張ります」 (勝俣前衆院議員) 「みんなクリーンな政治を期待してるのでとにかく一生懸命頑張りますのでよろしくお願いします!」 この3連休は各地で「秋祭り」が開催されていて、この日だけでも、およそ30か所の祭りなどのイベントを回ったといいます。 15日から始まる選挙戦で訴えていきたいことは? (勝俣前衆院議員】 「災害が多発している状況の中で」「観光と防災の両立の中でしっかりと安心安全」「災害に強いまちづくりをしっかりと全面に打ち出しながら政策を訴えていきたいと思う」 立憲民主党の渡辺周前衆院議員。 (渡辺前衆院議員(演説)) 「担い手を変えなければ税金の使い道や政策転換ができない」「そのことが我々の今回中心となって訴えることでございます」 「前回選で、初めて小選挙区で敗れてから合間を見つけては地元に戻り駅前や商業施設などでの演説や一人一人に声をかける活動を続けてきました」 (渡辺前衆院議員) Q.4000票余りの差をひっくり返すには? 「それは日々の努力しかないですよね」 「朝街頭演説をしたり、休みの日 には呼ばれていないお祭りに行って求められていない握手をして欲しがられていない 名刺を渡す、もうそういう運動しかない」 12日は伊豆市の土肥神社の祭りへ…。 (男性)「あ、周さん!」 (渡辺衆院議員)「いよいよになりますのでよろしくお願いします」 (男性)「頑張ってください!」 終了の1時間ほど前に駆け込み、会場を回った渡辺さん。この日訪れた祭りや集会は22か所でした (渡辺前衆院議員) 「今のおかしなことを野党が頑張って少しは正せ という後押しの風は感じます」 Q、この衆院選で訴えていきたいことは? 「政治と金の問題、旧統一教会の 問題、政治家だけが何で優遇されるのってね」 「自民党ばかりが続いたからこうなったと 野党にも力を頂ければまともに変えていけま すよとこれから2週間で訴えていきたい」 れいわ新選組から立候補を予定しているのは冨谷皐介さんです。 (冨谷皐介氏(演説)) 「スルガ銀行の不正融資で2億円の融資を受けて借金を負い地獄に落とされた被害者でございます」 冨谷さんはスルガ銀行のシェアハウスをめぐる不正融資問題の元債務者で現在、消費者問題救済支援団体の代表として活動しています。 スルガ銀行が本店を置く沼津市から声を上げたいと6区を選び、「金融詐欺被害の撲滅」や「被害者の救済支援」、また「消費税の廃止」などを国政に出て実現させたいと訴えています。 (冨谷皐介氏) 「詐欺被害が発生しないような環境づくりと」「そういったものが発生した時に消費者保護が足りていないなこの国はと思っています」「法整備が足りてないなとか結構思うところがあるのでそれをやりたい」 今回も県内で最も激しい戦いになると予想される静岡6区。15日からどんな論戦が繰り広げられるのでしょうか。