木村拓哉の「凄まじいオーラ」、大野智「足が無重力」の神ダンス…2人の元Jr.語る「あの頃のジャニーズ」
■大野智のダンスは“エグい” 「足が無重力なんですよ」
――「この人プロだったな」や「この人すごかったな」みたいなエピソードはありますか? 高橋 みんなすごいっすけどね。キンキの堂本光一くんの殺陣とかもすごいじゃないですか。舞台『SHOCK』ですよね。たぶん日本一長いし、数多いんじゃないですかね。あの年でまだできるっていうのも鉄人ですよね。だから練習されてる姿もずっと見てられる。 石垣 『滝沢歌舞伎』の滝沢(秀明)くんもそうですけど、殺陣のシーンとか出させてもらったんですけど、地獄でしたもんね(笑)。あれはできないです。タッキーは「俺の現場でしかできないことをやるんだよ。(石垣が)ピアノ弾けるのはみんな知ってるだろ?」って言ってくれて。芝居やったり歌舞伎の踊りやったりして、それを見て笑ってるんですよ。 プロフェッショナルな現場に下手くそなやつっていないじゃないですか。そんななかでブーブー言いながらも、後輩が成長していく姿が楽しいんですかね。先生のような目線で……自分というより、後輩とか人のためにっていうのがあるんでしょうね。 高橋 裏方とかそっちの仕事のほうが「やりたい」っていうのはずっと言ってたんだろうなと思う。「俺はもういいよ」って感じでしたね。 ――殺陣や演出の話題が出ましたが、ダンスがすごかった人は誰ですか? 石垣 嵐の大野(智)くんの踊りはすごかったですね。 高橋 歌上手いし、ダンス上手いし。あの人、“足技”がエグい。足が無重力なんですよ。上体がほとんど動かないダンスをするのに、下半身がえげつなく動いてるんですよ。「アイソレーション」って言うんですけど、足のアイソレがえげつないですね。 ――さすが、国民的グループですね。 高橋 嵐は大体、(松本)潤くんに主導権があって「ここ、こういうふうにやって」とか「セットはこうで」とか、ほとんどプロデューサー側に回っているんですよね。でも、最終的には「いいよね、リーダー?」って。最後、絶対に大野くんに確認するんです。 その時、大野くんも携帯触ってたりしてるんですけど、「ああ」って必ず返事をする。どんなことでも「リーダー」って聞くんですよね。 石垣 ちゃんと許可を取る。それが嵐の形っていうか、リーダーを立てるって感じですかね。リーダーが「うん」って言うからみんなやるよっていう。