木村拓哉の「凄まじいオーラ」、大野智「足が無重力」の神ダンス…2人の元Jr.語る「あの頃のジャニーズ」
■キンキ2人の優しい言葉に「本当泣いちゃって」
――高橋さんの剛さんの印象はどんなものでしたか? 高橋 根本的に優しいですよね。キンキのコンサートを出させてもらったときもすげぇ優しかったんで。当時、僕が最後に組んだ4人グループがダンスユニット・They武道だったんですけど、僕が一番年下だったんですよね。 キンキのツアーにちゃんと出させてもらうの初めてだったんで、挨拶行って。「今回、この4人で出させてもらいます」って言うと「あぁ、そうなんや。じゃあ、ちょっと名前と年齢は?」って。 それで一人ひとり名前と年齢言っていったんですけど、最後に「僕、高橋です。17です」って言ったら、剛さんに「ウソつけ!」って言われて。「おまえが一番上ちゃうんかい!」(剛)「あの僕、高校生でして」(高橋)「ホンマにお前! いっちゃん上やろ絶対!」(剛)っていうやりとりがあって(笑)。 あらためて「おまえ、名前なんつうんやったっけ?」と聞かれて、僕が「高橋です!」って伝えて。剛さんは「なんかおもろいな」って言ってくれて、その楽屋の流れがそのまま本番のMCでもあったんです。 ――そうなんですか! キンキってMCの時間が結構ありますよね。 高橋 ですね。キンキさんがMC中に「若い子たちおるからちょっと」と言ってくれて、僕らは前に出て行って、ちょっとしゃべらせてもらって。そうやってチャンスをくれたりする。優しいんですよ。1人ずつ自己紹介していって、剛くんもわかってやってるんですよ。最後に「おまえ、名前なんつうんやったっけ?」って言われて、僕が「高橋です!」と言い、剛さんが「知っとるわ!」っていうのが盛り上がって。 (堂本)光一くんにもハマってて。それからどういうわけか、しりとりが始まったんですよ。僕のところで「た」で来るようにして、最後に「高橋です!」っていう流れが定番になって。大阪、北海道、東京ドームでもやりましたからね。 その数年後、僕は事務所を辞めてて。所属していたThey武道がキンキのバックにまたつくことになったんです。4人から3人になってて、僕が辞めてるの知っているのに剛くんは「あれ、1人おらんな」「めちゃくちゃ強かったやつおらんな」って(笑)。 メンバーは「あの……」みたいにモジモジしてたら、光一くんが「あのな、別にちゃんと円満に辞めてるんやから、“いなかったこと”にはならんから。普通に“もう辞めた”って言ってええんやで」って言ってくれて。そんなやりとりがあったことを5年くらい前に聞いたんですよ。それ聞いた瞬間、僕、本当泣いちゃって。 石垣 優しいね……。