松本人志さん訴え取り下げ 今後の活動“決まり次第お知らせ”
日テレNEWS NNN
「週刊文春」側を訴えていたダウンタウンの松本人志さんが8日、訴えを取り下げました。松本さん側は「これ以上、多くの方々にご負担・ご迷惑をお掛けすることは避けたい」とコメントを発表しました。 ◇ 午後5時すぎ、吉本興業のHPで公開されたコメント。 松本人志さんのコメント 「これまで、松本人志は裁判を進める中で、関係者と協議等を続けてまいりましたが、松本が訴えている内容等に関し、強制性の有無を直接に示す物的証拠はないこと等を含めて確認いたしました。そのうえで、裁判を進めることで、これ以上、多くの方々にご負担・ご迷惑をお掛けすることは避けたいと考え、訴えを取り下げることといたしました」
全面対決の様相から一転、訴えを取り下げたダウンタウン松本人志さん。事の発端は去年12月。「週刊文春」に掲載された松本さんの“性的行為強要疑惑”です。 松本人志さんのX 「事実無根なので闘いまーす」 「週刊文春」編集部 「一連の記事には十分に自信を持っています」 双方、主張は“真っ向対立”。松本さんは今年1月、記事で名誉を傷つけられたとして、発行元の「文芸春秋」と編集長に対し、5億5000万円の慰謝料などを求める訴えを起こしていました。 今年3月には“注目の裁判”がスタート。1回目の口頭弁論には、わずか19の傍聴席を求めて691人が並びました。 有給休暇を取って傍聴券に並んだ人 「本当のことを自分の耳で聞いて知りたいと思ったので裁判に来ました」 傍聴券に並んだ人 「(主張が)両者で違うので何が真実かを知りたい」
裁判で争われたのは“記事が真実だったか”、そして“真実だと信じる相当の理由があったか”。 訴状で松本さんはこう主張しました。 松本さん側の訴状 「客観的証拠は存在しないにもかかわらず、一方的な供述だけを取り上げて記事として掲載するという、極めてずさんな取材活動に基づくものである」 一方の週刊文春側… 「週刊文春」側の答弁書 「複数回の取材を重ね、証言の具体性があるか、当時の状況と矛盾しないかなど慎重に検討した」 “記事は真実”だと反論し、どの部分が事実に反するのか明確にするよう求めました。 松本さん側は「特定の女性が誰か特定されないと認否できない」と主張し、週刊文春側は「個人情報は回答できない」としています。