【Bリーグチャンピオンシップ】負けたら終わりの試合で攻守に躍動したアルバルク東京の小酒部泰暉「ミスをいかに少なくできるか」
接戦を制した要因「チームとして守り切れたところが良かった」
アルバルク東京は琉球ゴールデンキングスとチャンピオンシップクォーターファイナルを戦っている。ダブルオーバータイムの末に初戦を80-81で落としたが、負けたらシーズン終了となる崖っぷちの第2戦を73-69で競り勝ち、本日行われる第3戦へと持ち込んだ。 第2戦のA東京は第1クォーターから強度の高いディフェンスで琉球にプレッシャーをかけ5ターンオーバーを誘発し、19-9と先制パンチに成功する。そのままリードを維持して前半を終えるが、後半になると3ポイントシュートの確率が上がった琉球の反撃を許し、第4クォーター早々に2点差と肉薄される。しかし、A東京は第4クォーターだけで10得点5リバウンド2ブロックを挙げたライアン・ロシターを軸に、ゴール下の激しい肉弾戦で優位に立つことで逆転を許さずに逃げ切った。 A東京の小酒部泰暉はこの試合で主に琉球のエースシューターである岸本隆一のマークにつき、初戦でやられたここ一番での3ポイントシュートを許さないタフな守備を披露。また、オフェンスでは積極的なアタックからフリースローを多く獲得し10得点と攻守で活躍した。 小酒部は見事なカムバックでつかんだ勝利の要因をこのように振り返る。「簡単に3ポイントシュートを打たせなかったです。1試合目は(ジャック)クーリー選手などにオフェンスリバウンドを取られていたので、全員でリバウンドに入りました。フィフティフィフティのボールをしっかり確保したところだと思います。オフェンスリバウンドを取られたり、ミスをしたとしてもチームとして守り切れたところが良かったと思います」 そして、勝利の鍵の一つとなった岸本へのディフェンスについては、「1試合目でやられた3ポイントシュートを抑えられたので、良い感じにできたと思います」と、持ち味を徹底的に潰していくことに注力したと明かす。「一番の武器は3ポイントだと思うので、そこでタフなシュートを打たせていく。2点シュートは点差にもよりますが、仕方ない部分もあると考えて3ポイントを削っていけたと考えています」