【Bリーグチャンピオンシップ】負けたら終わりの試合で攻守に躍動したアルバルク東京の小酒部泰暉「ミスをいかに少なくできるか」
「ビデオを見直して、簡単にやられてしまったところを改善していきたい」
初戦のA東京は前半に14点リードと主導権を握りながら、後半に琉球の反撃を食らった。そして2点リードで迎えたダブルオーバータイムの残り9秒、『このシュートだけは打たれてはいけない』という状況で岸本に3ポイントを射抜かれる大きなダメージの残る敗戦だった。 しかし、小酒部はメンタル的に大きなショックはなく、しっかりと気持ちを切り替えて第2戦に臨めたと語る。「昨日の試合は最後にやられてしまいましたが、内容的にそこまで落ち込むほどではなかったです。今日もタフな試合が続くのは分かっていました。だからこそ第3クォーターで追い上げられてしまいましたが、しっかりと自分たちのバスケットができたのは良い収穫でしたし、次に繋がると思います」 そして本日行われる、勝てばセミファイナル進出、負ければシーズン終了の大一番に対しても、「タフな試合になるので、一番は気持ちを入れて臨むこと」と、いかに最後まで高い集中力、戦う気持ちを維持できるのかを重要視する。「しっかりとビデオを見直して、簡単にやられてしまったところを改善していきたいです。ミスはゼロにできないので、いかに少なくできるか。そこに気持ちを入れていけたらと思います」 小酒部は「岸本の3ポイントシュートを抑えるのは誰か?」というこちらの質問に「もちろん自分です」と答えた。琉球が最も勢いに乗るのは岸本の長距離砲が決まった時だ。エースキラーである小酒部のディフェンスの質が、A東京の運命に大きな影響を与えるのは間違いない。
鈴木栄一