「初トロフィー!F1で!」角田裕毅、鈴鹿逆バンクでの仕掛けが4月の最優秀オーバーテイク選出|WEDNESDAY F1 TIME
ビザ・キャッシュアップRBの角田裕毅が、日本GPで見せた仕掛けが4月の月間最優秀オーバーテイクに選ばれたことについて、喜びのコメントを発している。 【動画】角田裕毅「初トロフィー!F1で」4月の月間オーバーテイク選出を喜ぶ 角田は『DAZN』の『WEDNESDAY F1 Time #11』にリモート出演。番組MCのサッシャ氏から“4月の最優秀オーバーテイク賞に選ばれました。しかもファン投票って嬉しくないですか?”と聞かれ、率直に喜びの言葉を口にしている。 「ありがとうございます。初トロフィー!F1で!」 「日本のファンの皆さんの前で、いい感じに外側から逆バンクで抜けた。観客席との距離も近いですし。結構キーポイントだったオーバーテイクだと思うので、良かった」
なお、角田本人はマイアミGP直前『F1』公式のインタビューで、僚友ダニエル・リカルドと並んでインタビューを受けている時に、4月の最優秀オーバーテイク賞に選ばれたと、ここで初めて告げられていた。 ノミネートされた時点で該当オーバーテイクは絞られていたが、隣にいたリカルドも「鈴鹿のターン6でアウトから抜いたやつでしょ?」とそのシーンを認識するほど周知されていたようだ。 角田本人は鈴鹿逆バンクでのオーバーテイクについて『F1』に対してこう語っていた。 「あの時、ニコ(ヒュルケンベルグ)とはちょっと接触もあったけど、なんとかトライしてみたんだ。その前のシケインから、ここ(ターン6)でオーバーテイクしようと考えていたよ」
「セクター1でアウト側からオーバーテイクするためには、ある種のリズムが必要になるんだ。前のターンからの勢いを利用したような感じで、外から抜くことができた。実際に計画通りオーバーテイクできたし、とても良かったと思う」 第4戦日本GPの決勝では、このターン6の逆バンクで角田は13周目にピエール・ガスリーを、33周目にヒュルケンベルグをパス。鈴鹿におけるハイライトとなったこのターン6での仕掛けが、多くのF1ファンから支持を受けた形になった。 角田本人が“これまで10000ラップ以上走った”と語る鈴鹿だけに留まらず、今季は他のトラックでもこれからどれだけインパクトあるオーバーテイクができるのか、VCARB 01を駆る角田の戦いぶりに、この後も要注目となる。