大谷翔平の10年総額約1015億円契約かなりのバーゲンだった? ソト巨額契約の後では…
MLB公式サイトなど複数の米メディアは8日(日本時間9日)にヤンキースからFAになっていたフアン・ソト外野手(26)がメッツと15年7億6500万ドル(約1147億5000万円)のプロスポーツ史上最高額で合意したと報じた。メッツのオーナーで大富豪のスティーブ・コーエン氏は資金力でヤンキース、レッドソックス、ブルージェイズ、ドジャースをねじ伏せ、昨年オフドジャースと大谷翔平投手(30)が結んだ10年総額7億ドル(約1015億円=合意当時)を1年で塗り替えてみせた。 米ヤフースポーツは9日(同10日)に「フアン・ソトとメッツの巨額契約の後では、大谷翔平がかなりのバーゲンだったように見える」と題する記事を掲載した。 「ソトは素晴らしい打者であり、将来は米野球殿堂入りも果たすだろうが、大谷のような世界的な文化的アイコンではない。ソトのメッツ入団はチケット販売数を伸ばし、ファン層を活気づけるだろうが、それによってメッツの懐に年間数億ドルもの広告収入が戻ってくるわけではない」 その上で「地球上で最も裕福な人物の一人であるコーエンにとって、こうしたことは大した問題ではないのだ」と、大谷のような経済効果は初めから求めていないと指摘した。 一方、「この動きは、最初の衝撃から1年たった今、大谷の『7億ドル』契約がすでにお買い得に思えるということを、素晴らしい形で思い出させてくれる」と強調した。契約額トップの座を譲った大谷だが、今季は史上初の「50本塁打―50盗塁」を達成し、2年連続3度目のMVPを受賞するなど素晴らしい1年だった。投手復帰する来季は投打二刀流でさらなる高みを目指す。
東スポWEB