フィアスプライドは２枠２番

［ＧⅠヴィクトリアマイル＝２０２２年５月１５日（日曜）４歳上、東京競馬場・芝１６００メートル］ 　ＧⅢ中山牝馬Ｓ９着からの反撃をもくろむフィアスプライド（牝６・国枝）は２枠２番に決まった。「いいところが引けたね。最高の枠だよ、何も言うことはない。あとはルメールさんにお任せするだけ」と国枝調教師は納得の表情を浮かべた。 　当初は中山牝馬Ｓで引退のプランもあったというが、現役続行が決断されたのはその前走が不完全燃焼だったから。陣営が初のＧⅠという大舞台で狙うのは好位追走から快勝を決めた前々走・ＧⅢターコイズＳの再現。そのためには、コースロスなく立ち回れる絶好枠ゲットが強力な追い風になるというのだ。 「道中はうまくインで立ち回って、直線ではあまり外を回さずに開いたところビュッと抜けてこれればね。前走はいろいろと条件が合わなかったが、得意のマイル戦で良馬場でやれそうなのは何より」と指揮官の期待は高まる。 　金曜朝は美浦坂路で４ハロン６７・２ー４９・７ー１５・８秒のキャンター調整。「追い切り後も何の問題もなく順調にこれていますからね。状態面に不安はありません」と調整も不安なしとくれば、ベテラン良血馬が女王の座に就いても不思議はない。