松阪しょんがいは2曲 みえ県民文化祭、要請受け出演
相可高吹奏楽部は6曲演奏
松阪しょんがい音頭と踊り保存会(奥村義治会長)と三重県多気郡多気町相可の県立相可高校吹奏楽部(川端葵部長、51人)は26日、津市の県文化会館で開催された「第30回みえ県民文化祭総合フェスティバル」(県など主催)に出演して、松阪の伝統の踊りと吹奏楽の演奏を披露し訪れた人たちを楽しませた。 同フェスティバルは県民が日頃の成果を発表する場として開催。メイン、カジュアル、伝統芸能と三つのステージがあり、県から要請を受ける形で出演する。松阪しょんがい音頭と踊り保存会は2010(平成22)年に初めて同フェスティバルに出演し14年ぶり2回目。 この日は同保存会の会員35人が伝統芸能ステージに立った。青色の浴衣姿で片肌を脱ぎピンク色の半じゅばんを見せて、松阪ゆかりの日本映画界の巨匠・小津安二郎監督(1903~63年)らを題材にした2曲に合わせて息の合った踊りで会場を盛り上げた。 メインステージでは県を代表するハイレベルな演奏として相可高校吹奏楽部が出場。一青窈の「ハナミズキ」をサックスのアンサンブルで披露したのを皮切りに、「東京ブギウギ」やジブリ曲など全6曲を届けた。 同保存会の坂上道子事務局長(83)=中央町=は「県の舞台で緊張しましたが、しっかり練習したのでうまく踊れた」、同部の中山明之顧問は「ここは夏のコンクールで演奏する生徒に取っては特別な場所です。そんな場所でたくさんの皆さんに聞いてもらえてうれしかったと思います」とそれぞれ話した。