“掘り出し物” のスターに…巨人、ドラフト下位の一流選手(3)ドラ6から不動のエースに
レギュラーシーズンの開幕が迫っている2024年シーズンのプロ野球。ドラフト上位入団の選手は否が応でも注目を集め、それだけ期待値が高い選手であるといえる。しかし、シーズンが始まれば、ドラフト下位の選手が活躍するケースも数多くある。そこで今回は、読売ジャイアンツでドラフト下位入団から躍進した一流選手を紹介する。
戸郷翔征
・投打:右投右打 ・身長/体重:187cm/84kg ・生年月日:2000年4月4日 ・経歴:聖心ウルスラ学園高 ・ドラフト:2018年ドラフト6位 2年連続で2桁勝利を達成し、第5回WBCでは侍ジャパンの世界一に貢献した戸郷翔征は、ドラフト6位で読売ジャイアンツに入団した選手だ。 聖心ウルスラ学園高(宮崎)で1年秋からベンチ入りした戸郷。2年夏はエースとして甲子園に出場し、初戦の早稲田佐賀高(佐賀)戦では2失点完投勝利を収めた。 3年夏は甲子園出場を果たせなかった一方、宮崎県選抜の一員としてU-18高校日本代表との壮行試合で素晴らしいピッチングを披露。ドラフト指名を手繰り寄せた。 高卒1年目にプロ初勝利を挙げると、翌2020年は120試合の短縮シーズンながら9勝をマーク。チームのリーグ2連覇に大きく貢献した。 2022年は25試合(171回2/3)を投げて12勝8敗、154奪三振、防御率2.62をマークし、初タイトルとなる最多奪三振を獲得。 WBCの疲労が懸念された翌2023年のレギュラーシーズンでも、前年同様に12勝を挙げて文句なしのエースとなった。 2024年シーズンは開幕投手に内定しており、阿部慎之助監督の初陣を飾ることになる戸郷。キャリアハイ成績を残し、今季もチームを牽引したいところだ。
ベースボールチャンネル編集部