正式に王妃になった頃には「20人の愛人」、略奪愛の側室は「生死不明」に…タイ王室を囲む2人のプリンセスの衝撃末路
キャサリン皇太子妃ら欧州のプリンセスが話題にのぼることが多い中、実はアジア圏にもたくさんの多才で素敵なプリンセスたちがいるのをご存知でしょうか? 【写真】衝撃の末路…タイ国王に愛されたプリンセスたち 今回は、タイのプリンセスを囲む謎多きエピソードをご紹介します。 スティダー妃は、1978年6月3日、タイ系中国人の家庭に生まれたタイの現国王ワチラロンコン国王(ラーマ10世)の4番目の妻。 結婚前まではJALウェイズとタイ航空のCAで、ワチラロンコン皇太子(当時)に出会ったとされる2010年からは、タイ軍に入隊、昇進を続け、2014年8月までにはワチラロンコン皇太子(当時)の警護部隊の司令官に任命されました。公式の発表ではありませんが、王妃候補としての徴用だったとか。前国王ラーマ9世が逝去し、ワチラロンコン国王(ラーマ10世)の戴冠式を週末に控えた2019年5月1日、スティダー妃は正式に妻に。 ところが、正式に妻になったこの時には既に、国王はスティダー妃とは別に陸軍看護師のシニーナート(後述)と関係を持っていたとされ、結婚まもなく事実上の離婚状態に。国王はドイツへ移住、地元メディアは、「20人の愛人と暮らしている」と報道しています。
タイの現国王ワチラロンコン国王(ラーマ10世)の正式な側室であるシニーナート妃は、1985年1月26日生まれのタイ北部出身で、ワチラロンコン皇太子(当時)と交際する前は看護師として働いていました。2019年初めに少将に任命され、同年7月、国王が4番目の妻スティダー王妃(先述)と結婚した直後に、側室として「高貴な配偶者(チャオクンプラ)」という正式な称号を授かりました(この称号が与えられたのはなんと約100年ぶり)。 しかし、そのわずか3か月後、シニーナート妃は突如、所有していた全ての軍の階級と称号が剥奪されることに。国営テレビによると、シニーナート妃の「不実」と正妻スティダー王妃と同様の地位を求める「野心」がその理由だと報じられ、その所在や生死さえ不明になったのです。 事態はまた一転、2020年8月のこと、国王がシニーナートに再び同じ称号を授与すると決定をしたことが判明。妃は、管理が厳格な女子刑務所に収監されていたようですが、称号はく奪から復権まで、真相は未だ謎に包まれています。
Kaori Takeuchi