工藤遥加が277.7ydでドラコン女王 竹田麗央は連覇に“2yd”届かず
◇国内女子◇住友生命Vitalityレディス東海クラシック 2日目(14日)◇新南愛知CC美浜C(愛知)◇6560yd(パー72) 【画像】シニア日本一決定戦の行方は 日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)公認の「2024朝日インテックpresents ドライビング女王コンテスト」が第2ラウンド終了後に行われ、工藤遥加が優勝賞金50万円を獲得した。 パー4の1番(375yd)を舞台に、出場8選手のトップバッターとして登場。試打2球の最初は「267.6yd」だったが、2打目に「277.7yd」を記録した。持ち球はほぼストレートのフェード。この時ばかりは飛ばしを意識してドローで打った。「1球目はヘッドがアンダーから入ってくると思って、ティを少し低くして打ったけど、そうでもなかったので、2球目は少し高くした」という。
最初に登場して逃げ切った。7番目に“飛ばしのレジェンド”の穴井詩、真打ちで昨年覇者の竹田麗央が出てくるため「どうせ抜かれると思っていた」。穴井が“280ydドライブ”を見せながら、2球ともラフに外して「記録なし」となり、竹田に対しては「(今季6勝など)ほかのタイトルは全部とってるんだし、これだけは譲って欲しい」という願いが通じたのか、僅差で逃げ切った。 工藤の飛ばしの秘訣は「スイングを難しく考えない。自分が気持ちよく振れる方向が正しい」というもの。ツアーでは7割程度の振り感だが、当然この日はマン振りだった。
ドラコン2連覇を狙った竹田は1打目に記録した「275.6yd」で2位。工藤にわずか2.1yd及ばない惜敗に「工藤さんの記録が結構重圧になってました」と残念そう。「ヘッドの上っ面に当たってしまった」という1打目を踏まえた2打目で、芯に当てることを意識しすぎた分曲がって記録なしに…。前週の国内メジャー「日本女子プロ選手権」優勝後に、次の目標に「ドラコン連覇」を掲げるほどで、今週チャレンジ中の3週連続Vより?力が入っていただけに、悔しさいっぱいだった。 一方、この日の第2ラウンドは1バーディ、1ダブルボギーの「73」で回り、通算2アンダー35位で最終日を迎える。3週連続優勝は絶望的となったが「ひとつでも順位を上げて終わりたいです。このコースはいいイメージがないので、それをなくして終わりたい」と話していた。