「軽くて暖かい、幻の紬」牛首紬の展示会 元・エルメスのデザイナーの作品も
国指定の伝統的工芸品にも認定されている、石川県の白山麓に伝わる「牛首紬」の展示販売会が15日から金沢市で開かれています。 【写真を見る】「軽くて暖かい、幻の紬」牛首紬の展示会 元・エルメスのデザイナーの作品も 800年以上前から白山麓に伝わる伝統工芸「牛首紬」。 その生産量の少なさから「まぼろしの紬」とも呼ばれ日本の三大紬の一つに数えられています。 金沢市のしいのき迎賓館で、15日から始まった展示販売会には今年の新柄の訪問着や小紋、帯など200点以上の牛首紬が並べられています。 ■洋服の素材としても使っていただけるようチャレンジ 西山産業開発 西山博之社長 「(牛首紬の)感想を聞くと一番言うのが着心地の良さ軽くて暖かくてしかも通気性がいい。着物だけでなく洋服の素材として牛首紬を今使っていただく新しいチャレンジをしている」 最近は、着物をカジュアルに着こなしファッションの一つとして楽しむ人が増えていて会場には牛首紬など伝統織物を使って洋服をアレンジしている元エルメスのデザイナー、寺西俊輔さんの作品も特別に展示されています。 希少性の高い牛首紬の展示販売会は17日まで金沢市のしいのき迎賓館で開かれています。
北陸放送