ソフトバンク近藤健介、けがでDH出場だが「守備もそろそろ」と意欲…6月の月間打率4割1分3厘
プロ野球・ソフトバンクの近藤のバットが止まらない。6月は月間打率が4割1分3厘に上り、本塁打も7本と量産した。右手負傷の影響を感じさせない好調さで、レギュラーシーズンの約半分を終え、打撃の主要部門で上位につける。 【写真】6月29日の日ハム戦で3ランを放ち、笑顔で迎えられる近藤
「シーズンが進んでいくと、投手に慣れてくる部分がある」と自らの状態を説明する。6月30日時点の打率は3割5分5厘で、一時トップを譲った日本ハムの田宮を約4分上回る。13本塁打は同僚の山川を抜いて最多となり、47打点は山川に2点差に迫る2位だ。
昨季は本塁打、打点のタイトルを獲得し、打率も首位に4厘差の2位だった。今季もここまで高い数字を残しているが、「まだまだ(タイトルを)意識する時期ではない。勝利のための一打を積み重ね、最後についてくればいいもの」と淡々と語る。
同12日のヤクルト戦の守備で捻挫を負った右手の状態は良くなっているという。けがをしてからは、指名打者(DH)で出場してきたが、「守備もそろそろ」と意欲を見せている。(渡辺直樹)