社会人2年目の娘が「貯金をしたいから」と家に1円も入れません…。親としてどうするべきでしょうか?
社会人になってからも、家を出ないで実家暮らしを続ける若者たちは多いようです。なかには一人暮らしを始めたものの、何らかの理由で実家に戻る人も。実家暮らしの子どもがいる親御さんであれば、生活費の一部としていくらかを家に入れてほしいと思うものです。 そこで今回は、実家暮らしの社会人が家にどの程度の金額を入れているのか、平均値や支払いをしている人の割合を調べてみました。「家にお金を1円も入れない」といった場合に親としてできることについても考えますので、参考にしてみてください。
家を出ないで実家暮らしをするのはなぜ?
社会人になってからも、実家暮らしを続ける人は多くいます。なかには一人暮らしを始めたものの、実家に戻る決定を下す人もおり、実家暮らしに何らかのメリットがあることが分かります。 保険マンモス株式会社男女500人に実施した「実家暮らしの方へのアンケート」によると、実家暮らしをしている理由で多かったのは以下の通りです。 ・お金に余裕がないから:215人 ・貯金をしたいから:149人 ・職場が実家から近いから:131人 ・親との関係性が良いから:101人 ・家族の体調が悪く、自分の助けが必要だから:73人 「お金に余裕がないから」と「貯金をしたいから」を合わせると、500人中364人は実家暮らしをする理由としてお金の問題を挙げていることが分かります。 日本では、長引く不況で物価の上昇が続いているのもかかわらず、平均給与はどちらかというと下がり続ける傾向にあり、特に社会人になりたての若者は、十分な収入を得られていないことが考えられます。 住んでいる地域にもよりますが、生活費の大きな部分を占める家賃分が浮くだけでも、実家暮らしにはメリットがあるといえるでしょう。お金以外にも、体調の悪い家族の通院の送迎や買い物を手伝うなど、家族にとってメリットになるケースも考えられます。
実家暮らしの人は家にお金を入れている?
実家暮らしで、家にお金を入れていない人の割合については全体で26%、年代別に以下の結果が出ています。 ・19歳以下:58% ・20~30歳:36% ・31~40歳:21% 19歳以下で実家にお金を入れている人は半数以下ですが、20歳を過ぎると64%、30歳を過ぎると79%の人がお金を入れるようになっていることが分かります。入れている金額については全体の平均額が4万257円、年代別では以下の通りです。 ・19歳以下:2万5663円 ・20~30歳:3万3623円 ・31~40歳:4万1875円 年齢が上がると、実家に入れる金額も増えていることが分かります。