副主将の丸山茂樹氏、プレジデンツ杯で勝つには「相手にしつこさを見せつける」
ザ・プレジデンツカップは26日、カナダのロイヤル・モントリオールGC(7,413ヤード・パー70)で開幕する。1998年大会以来の勝利を目指す世界選抜の副主将を務める丸山茂樹氏が事前インタビューに答えた。 -11年ぶりの副主将 (主将の)マイク・ウィアーが(楽しそうにしている松山英樹を)オリンピックで見て、プレジデンツカップでは英樹が楽しそうにしている雰囲気がなかったということと、日本人が一人しかいなかったので孤独感を心配していたのはあったと思います。僕のところに「ヒデキの笑顔をシゲキがサポートして作ってくれると雰囲気が良くなるから、力をぜひ貸してくれないか」とテキストが来たので引き受けました。 -チームの雰囲気は すごく良いと思いますが、意外と細かいので、英樹はどちらかと言うと自分の世界観をどんどん自分一人で作っていくタイプなので、もう少し自由奔放にやってもいいのかなという感じはします。 -松山選手の状態は 本人がぼそぼそと言うのは「ゴルフのイメージは悪くない」。僕のスタンスはオリンピックの監督と同じで、僕から言うことはないので(スイングなどは)コーチと二人でやって、僕は雰囲気作りを大事にしています。マイクにも「明るくなっていい」と言われています。 英樹は、体調は風邪気味ですが、それ以外のことは良いと思います。あまり練習ラウンドで真っすぐ行っているとかは当てにならないタイプなので、オリンピックの時なんて初日の朝を迎えるまであまり良くなかったですから。蓋を開けてみて集中力とかリズムを作り上げて行くと豹変するタイプです。 -丸山さんは1998年大会で5勝 僕らの時代はボギーを打たないがテーマでした。相手にしつこさを見せつける。いかなる状況でも拾いまくって、ショットが良ければバーディを積み重ねる、ショットが悪くても「あそこから(拾う)?」を繰り返して相手の隙のを突くのがマッチプレーの面白さです。(ショットが)曲がっていても最後にめちゃくちゃ拾う、そのしつこさが良かったと思いますし、僕の状態が良くて、手加減をせずに1ホールでも早く叩き込む感じでした。 相手に状態が良いと思わせることも必要。英樹はショットが上手い、パッティングの状態も良いので隙がないと思わせられます。アプローチは世界一ですから相手は嫌ですよね。拾われまくると嫌ですから、それがマッチプレーでは大きなポイントです。 -コースの印象は トラディショナルなコースですが、グリーンの面積が狭く傾斜があるので、油断はできないです。平らなところがないのでパッティングが大きなポイント。打ちやすい雰囲気のホールもあれば、途中の池絡みはティーボックスから見たら狭く見えるところもあります。 -タイトル奪還へ 1998年から勝てていないというメンバーではないですし、相手にも隙があると思います。自分たちのゴルフに徹するのが大きなポイント。奪還して美酒を浴びたいなと思います。