「静岡市が行った調査費の総額を工場側に請求するべき」市民団体が主張 PFASを高濃度で検出 水質調査の総額は約700万円に
静岡放送
有機フッ素化合物=PFASが静岡市の化学工場周辺で高濃度で検出された問題を巡り、市民団体は市が行った調査の総額を工場側に請求するべきだと訴えました。 【写真を見る】「静岡市が行った調査費の総額を工場側に請求するべき」市民団体が主張 PFASを高濃度で検出 水質調査の総額は約700万円に 静岡市清水区にある「三井・ケマーズフロロプロダクツ清水工場」の周辺では、発がん性が指摘される有機フッ素化合物「PFAS」が高濃度で検出されています。市がこれまでに行った水質調査の総額は、約700万円に上っていますが現状は市の負担となっています。 <清水PFAS問題を考える連絡会 鈴木孝雄共同代表> 「市は法的根拠がないので工場側に請求できないという答弁を議会でおっしゃっていたんですけど、私たち市民が出すものじゃない」 地元住民や弁護士らでつくる市民団体は、2024年9月から12月に独自で行った住民アンケートで、市の調査費用を工場側に請求するべきと回答した人が約7割に上るとしました。このまま市の負担となれば住民監査請求を起こす考えを示しました。
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