葛尾産エビでマヨソース ふたば未来高生2人が商品化 1月末に福島市のコラッセふくしまで試験販売
福島県広野町のふたば未来学園高の生徒は、葛尾村産のバナメイエビを使ったマヨネーズソース「エビマヨ」を商品開発した。村の食材を活用し、東日本大震災と東京電力福島第1原発事故からの地域の復興を発信しようと完成させた。3日、村役場でお披露目された。 スペシャリスト系列商業の佐藤優香さん(3年)と伊藤絵美さん(2年)が試食を重ねて仕上げた。陸上養殖事業を手がけるHANERU(はねる)葛尾からバナメイエビの提供を受け、いわき市の西野屋食品が製造協力した。Fukurum(フクラム)カード推進協議会の「ふくしまの未来を創るフクラム基金」を活用した。 村役場には佐藤さんと伊藤さんが訪れ、篠木弘村長らが試食した。佐藤さんは「エビの風味やマヨネーズの味を感じてもらえると言ってもらえてうれしかった」、伊藤さんは「葛尾の食の安全性とおいしさを発信していきたい」と述べた。 来年4月から本格販売を開始する計画。来年1月31日に福島市のコラッセふくしまで試験販売を予定している。