タイソン、7月の試合延期の真相は「血を吐き死の危険」があった!=来週、約20年ぶりプロのリングへ
11月15日(現地時間)に米国テキサス州にてジェイク・ポール(27)と対戦する元プロボクシング世界ヘビー級王者マイク・タイソン(58)。当初は7月に対戦予定だったが、タイソンの体調不良が理由で延期に。実はその体調不良で、タイソンは血を吐き、死の危険があるほどの重傷だったことが分かった。 試合まで1週間前の現在、ゴツゴツ肉体を作り上げ万全の仕上がりを見せていることを考えると、驚きの話だ。 【フォト】タイソン 、杖をつき、車椅子の姿、試合直前!現在のゴツゴツ肉体美も タイソンは7月20日に予定された試合から1ヶ月前、ロサンゼルス行きの飛行機の中で潰瘍を再発。ベストな健康状態ではないとし、試合は延期となった。 現在、NETFLIXで配信しているドキュメンタリー番組「Paul vs Tyson」の第1エピソードで、タイソンは機内で倒れた時の様子を赤裸々に告白。「マイアミから飛行機でロサンゼルスに向かう途中、トイレに入って血を吐いた。次に気づいた時、私は床に倒れていて、黒い便を排泄していた」といい、続けて「病院で診察してもらったら、2.5インチ(6.35cm)の大きな潰瘍があって、出血していることが分かった」と衝撃の事実を明かした。 担当医に「自分は死ぬのか?」と尋ねると、その可能性があることを告げられ、タイソン は不安になったと言う。 健康悪化の理由を「悪い食べ物を摂取し過ぎた」と説明したタイソン。その後は加工食品を止め、ナチュラルな健康食材に切り替えたとし、7月末には完全にトレーニングを再開。大会2週間前には、豪快なフックでスパー相手をダウンさせる映像を、さらには絞ったゴツゴツのマッスルボディを公開するにまで回復した。 タイソンはまた、英メディア「TALK SPORT」のインタビューで、相手のジェイク・ポールについて「彼は優秀なファイターだが、まだ10戦しか戦っていない。アマチュアレベルだ」といい、「リング上で彼を捕まえてブチのめす。もし苦しい思いをしたくないならリングに上がらないことだ」と自信を見せた。 死の淵から生還しプロ戦では約20年ぶりにリングに上がる58歳のタイソン、30歳以上の年齢差があるジェイクとどのような戦いを見せるのか、注目だ。